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現場ブログ 2021.07.19

雨漏りの原因を徹底解説!!

雨によって濡れている箇所があるのに、原因のわからない雨漏りに悩んではいませんか。

雨漏りを放置すると、お家の内部の腐食を進行させてしまう恐れもあり、早急に対処する必要があります。

この記事では、雨漏りのメカニズムから主な原因、そして自分でできる対策や応急処置、そして優良業者の選び方をご紹介いたします。基礎知識を持つことで、雨漏りに関するお悩みを解消できたらと思います。

1. どうして雨漏りが発生するのか

1-1.雨漏りのメカニズム、実は雨漏りの原因を探るのは難しい

雨漏りした天井

「雨漏り」とは、雨水が建築物のどこかから漏れ出し家の中に滴り落ちてくることです。雨漏りと聞くと、屋根を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、現在では屋根材や工事技術の開発もあり、屋根よりむしろ壁や窓のサッシ、壁を貫通する給排水管の隙間から水が浸入するケースも少なくありません。屋根をつたって滴り落ちてきた雨が壁の欠損箇所から侵入してきた場合、その侵入箇所と内部で沁みができている箇所が離れている場合が多く、専門知識があってもなお欠損箇所の特定はとても難しいです。

さらに、水が滴り落ちた箇所はあるにもかかわらず、どこにも外部に欠損箇所が見つからず、最終的に雨漏りではなく「漏水」または「結露」が原因だったというケースもあります。もちろん、雨漏りとそうでないものでは修理方法も変わってきます。

1-2.水の使用がないのにメーターが回っていたら、「漏水」かも

漏水

では、雨漏りと漏水では何が違うのでしょうか。ずばり、「漏れているものが雨水ではない」ということです。たとえば、洗面所や浴室、建物内部の水道管・エアコンの排水管に欠損があり、そこから水が漏れだしている等です。水の使用がないときにメーターが回っている、いつもと使っている水の量は変わらないのに、水道料金の請求額が高くなったという場合は漏水の可能性が考えられます。

1-3.「結露」は適切な換気で防ぐ

結露

外部に欠損があるわけでも、水道管・排水管に欠損があるわけでもない。でも、雨漏りらしき箇所があると言う場合は結露かもしれません。結露は、あたたかく湿った空気が冷たいものに触れたとき発生します。空気が冷たいものに触れたと言っても水蒸気の量が少なければ結露は発生しません。つまり、原因となる水蒸気を控えることで結露を防ぐことが出来ますが、ストーブを使わない、観葉植物を置かないなどかなりの制限を受けることになる上に、人間もまた水蒸気を発生させます。本当に結露対策で必要なものは、適切な換気です。寒いからと部屋を一日中締め切っていたり、共働きのため昼間に家を締め切っていたりしていませんか。せめて、就寝前に換気をして、水分の少ない外気と入れ替え、室内温度を下げることで結露は生じにくくなります。

2. 雨漏りはどこから?5つのよくある原因ポイント

2-1.屋根の壊れた部分から

割れた屋根

技術が発達したと言っても、直接雨風を受ける屋根のダメージは大きく、屋根スレートのヒビ、漆喰の崩れ、瓦のずれなどから雨漏りが発生するケースはいまだに多いです。そもそもの原因としては、台風・地震による外的要因によるものと経年劣化があげられます。

2-2.ベランダのヒビから

べランダのヒビ

屋根と同じく雨風にさらされる上に、人の出入りがある分、防水塗膜が擦り切れやすく、ヒビなどのダメージが屋根や外壁よりも早くあらわれます。さらに、ベランダにある排水口が詰まっていると雨水が流れていかず、小さなヒビなどから建物の中に侵入してくる場合もありますので、要注意です。

2-3.サッシ枠と防水シートの隙間から

サッシのヒビ

外壁の水が浸入する個所としてかなり多いのが、サッシ枠と防水シートとの隙間です。基本的に、雨水などは外壁の表面を流れおちますが、経年劣化によるひび割れや縮んだシーリングのわずかな隙間から雨水が浸入してくる場合があります。それ以上の侵入させないために防水シートが張られていますが、施工不良や経年劣化によってサッシ枠と防水シートの間に隙間ができるとそこから雨水が浸入してしまいます。

2-4.給排水管から

給排水管

意外と見落とされやすいのですが、給排水管もサッシ枠と同じように外壁と防水シートを貫通しているので、そこに隙間があると雨が浸入する原因となります。

2-5.天窓から

天窓

昔に比べて随分と天窓も進化し、雨漏りしにくくなってはいますが、それでも通常の窓ですら雨漏りするのですから、可能性が0とは言えません。10年前後を目安にコーキングが劣化してひび割れていたり、縮んでいないか調査したり、場合によっては塗り替えることが大切です。

3. 自分でできる雨漏り対策と応急処置

3-1.日ごろから自分でできる雨漏り対策

屋根や外壁を目でチェック!

外壁

見える範囲でかまいませんので、5つのよくある原因ポイントの他にも以下の箇所をチェックしてみましょう。雨漏りは早く気付くことができれば、その分低価格に抑えることができます。

・スレートや瓦にヒビが入っていたり、ずれていたりしていませんか。

・コーキングが剥がれていませんか。

・棟板金が浮いていませんか。

・経年劣化している箇所はありませんか。

3-2.自分でできる応急処置

●屋根にビニールシートをかぶせて、雨の進入を防ぐ

ビニールシート

安価で手軽にホームセンターなどで購入できるブルーシートは、屋根の応急処置として大変便利です。前述してきたとおり、雨漏りの侵入箇所を特定するのはプロでも難しいため、大きめのブルーシートで広範囲にかぶせることをおすすめします。その際、風などで飛ばされないようテープやおもりをおいてしっかり固定しましょう。ひもやロープで固定しようとすると、家を傷つける場合があります。

※高い場所での作業が少しでも不安な方や天候が悪い場合には絶対に屋根にあがらない。
※晴れたら、紫外線でぼろぼろになる前に回収しましょう。

●室内にバケツを置いて二次被害を防ぐ

バケツで雨漏りを受ける

漫画で良く見かける応急処置ですが、意外とこれが曲者で、バケツにある程度水がたまってくると、水しぶきが起こり周囲にはねてしまいますので、いらなくなったタオルや新聞紙、雑巾等をバケツの底に入れ水を吸収させたり他の床がぬれないよう周囲にひいたりしましょう。他にも、糸を垂らした釘を天井の一番漏っている部分に突き刺し、垂らした糸の端をバケツの中に入れることで、飛び散りやシミの広がりを少なくする方法や、ビニール袋を押しピンなどで天井に固定し、一番下になる部分に穴をあけて、バケツに誘導させる方法もあります。

あくまで、上記ふたつは応急処置であるため、根本的な解決にはなりません。

被害を最小限に抑えたあとは、すみやかに業者に修理をお願いしましょう。

なお、雨漏りの状況をできる限り緻密にメモにとっておくと、業者に調査や修理の依頼する際、便利です。どのようなときに、どこが、いつ雨漏りしたのか、漏れている水の量やスピード、天候などもメモしておくといいでしょう。

4. いい業者の見分け方

お客様に、できる限り少ない負担で質のいい工事を提供しようとする「いい業者」もいれば、完成直後は不備に気づきにくいからといい加減な工事をする「悪い業者」もたくさんいます。業者を選ぶ際には、ぜひこの見分けチェック表を利用してみてください。

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まとめ

この記事で雨漏りの基礎知識をご理解いただけたのではないでしょうか。家の中に水が浸入してきたとはいえ、全てが雨漏りによるものということではなく、場合によってはかなり複雑化し専門家でも原因がわからない場合があります。それでも、優良業者を見分け、修理を依頼することができれば、必要最低限の費用できちんとした工事で雨漏りを治すことは可能です。ぜひ参考にしてください。

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