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塗装のマメ知識 2021.05.28

外壁塗装の注意点(サイディング編)

一通り弊社の自己紹介も終わりましたので、 外装業者らしい事をブログに上げようと思います。

今回は、近年の外壁の主流であるサイディングのメンテナンスの重要ポイントについて話したいと思います。その前にまずはサイディングの劣化症状の説明をさせて頂きます。

サイディングの劣化症状は

①チョーキング現象

②コーキング(シーリング目地)部分のひび割れ

③外壁のひび割れ

④塗膜の剥がれ

⑤外壁の色褪せ

⑥カビや藻の発生

などがございますが、その中でも特に重要なポイントはどこだと思いますか?

正解は②のシーリング劣化です。最初に写真を出しているし、皆さん正解だとは思いますが(笑)

シールの劣化が一番重要な理由としては、

1.目地から裏に水が回り、雨漏れの原因となる。

2.目地裏に回った水をサイディングが吸収し、反りや割れを起こす。

という2点が大きい理由です。

意外と塗替えの際には、その辺を軽視する事が、打ち合わせをさせて頂く中でよく見受けられます。

私的には塗料のグレードを落としても、シーリングのグレードは落とさない方が良いという考えですので、シールは20年耐候を標準採用しており、状況によってはそれ以上の製品もご提案する事もございます。

目地さえしっかり処理れていれば、どうにか持つ!という考え方のお客様もおりましたが、私の同感する部分もございます。後は表面の塗膜の撥水性さえ確保されていれば良いので・・・撥水性が確保されていれば問題ないと思います。

また、業者の中には、そこを手抜きする業者がいるのも事実です。

よくある事例としては、

劣化した表面を隠す様に、上に薄っすらとシール                 ・・・・我々の業界用語で増し打ちと言います。これは、ヘーベルハウスの外壁材などに使われているALCという外壁材の場合などで使う工法です。

ALCは元々目地が深いので、増し打ちしてもしっかりと厚みが8mm以上確保できるので、問題有りませんが、サイディングの場合はたいして厚みが付きませんので、劣化が早くなる原因となります。

目地際の撤去が適当な状態で増し打ち。                         ・・・・これは、一見しっかりと撤去して正しい施工をしているように見えるこれが、一番たちが悪いです。乖離剥離(かいりはくり)という現象が起こります。悪意ある施工ですね。新しいシーリングなのに目地の際が切れているという相談を受けますが、大体これが原因です。

要するに、しっかりとサイディングのきわまで撤去してシーリングする事が、サイディング塗装の肝となります。

サイディングの家の方は、上記のような症状にご注意下さい。

外壁塗装・長寿命家メンテナンス 空創工房リ・メイクハウス株式会社

                           田中 秀治

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