塗装のマメ知識 2021.07.03
今回は家の基礎についてお話したいと思います。
基礎の役割は、家を支える事・湿気から家を守る家の大切な根元になりますよね。
年数が経つとヒビや割れが目立つようになったり、錆が出たりしますよね。
そんな基礎についての知識を公開
基礎は鉄筋を組み、コンクリートの上に化粧モルタルを左官して仕上げ作られているのが一般的ですが、実は鉄筋が入り出したのは昭和55年ぐらいからで、さらに法律として必ず鉄筋を入れる事と決められたのは平成12年!!それまでは設計士がOKを出せばいいという事でしたので、意外と基礎というのは曖昧な状態だったという事ですよね・・根元なのに・・。でも、大概はしっかり鉄筋入りなので安心して下さい。ただし、今の規格とは違いピッチや太さが違います。
なので、鉄筋が入っている=今の新築と同じ強さではないという事も知っておいてください。
また、基礎はコンクリートで出来ているので、アルカリ性のセメント製品です。なので、年月や雨風で少しづつ中性化して行ってしまします。そうすると割れが発生し、鉄筋が錆てきたりします。
つまり、外壁と同様に基礎のメンテナンスというのも考えて行かないと行けないのかも知れませんね。
ちなみに、自分の家の基礎の状況は把握できていますか?
塗装の色褪せとかコケなどと違い分かりにくいですよね。割れは目で分かりますが、中性化の状態はプロでも目視では分からないです。
では、実際のメンテナンス方法は何かと言いますと、保護または補強という方法です。
保護は樹脂系の保護です。
塗膜と樹脂モルタルなどを塗布し
外壁塗装と同じような効果となります。
次に補強ですが、
最近は色々な補強がありますが、一昔前は基礎の内側に鉄筋を組みコンクリートを流すという基礎補強でしたが、最近はFRP樹脂やアラミド繊維など、今の基礎に繊維を張り付けて補強するやり方が多くなってきました。
保護か補強かは、基礎の状態によって変わりますので、調査が必要となります。
以上、家を長持ちさせるには基礎も重要という話でした。
来月もよろしくお願いします。
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