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塗装のマメ知識 2021.10.10

塗料の耐候性はどう決まる?

もう10月…残り今年も2ヶ月となりました。

弊社も少人数でやらせて頂いていますので、お待ちしていただいているお客様には大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。品質を大切にしたいので無理な工程の短縮は致しませんので、ご理解お願いします。

さて、今回は塗料の耐久性についてお話したいと思います。

そもそも耐久性ってどう決まっているのか?

私もあまり疑問に感じなかったのですが、従来はウレタン、シリコン、フッ素、無機という4段階の樹脂区分で耐候年数が決まっていましたが、近年ではシリコン塗料でもフッ素同等に持つ塗料が出てきたり、ラジカル制御とかよくわからない言葉も多く、

境界線か曖昧になってきています。

では、耐候年数が20年とか18年というのはどう決めているかというと促進耐候性試験の結果で決まります。

以下…メーカーのブログに説明が書いてありましたので、引用させて頂きます。

「促進耐候性試験」とは、塗膜の劣化要因である「紫外線・熱・水(雨)」の強さを人工的に増幅させた専用機械に塗膜の試験体サンプルを晒し、その状態変化を測定し評価する試験です。

屋外での自然暴露試験で耐候性を評価する場合には、製品開発から発売まで、実に10年以上もの時間を要してしまうことになります。

そこで塗料メーカーの多くが、自然暴露試験よりも短い時間で耐候性を評価できる促進耐候性試験を導入しています。なお、促進耐候性試験は、前述のように、人工的な試験環境下での評価となりますので、あくまで参考指標であり、耐候性を保証するものではありません。実際の自然暴露環境下では、現場における下地の状態、施工方法、気象条件等により耐候性は異なる場合があります。

なお、促進耐候性試験の評価方法は塗料の種類によって異なります。

ここでは、一般的に行う艶有エナメル(色付き)塗料の耐候性測定方法をご説明いたします(艶調整塗料やクリヤー塗料では評価方法が異なる)。

艶有エナメル(色付き)塗料の耐候性を測定する際は、光沢計(写真3)を用いて光沢保持率※を確認していきます。光沢保持率80%未満になると、塗膜の表面劣化が始まったとみなし、そこまでの時間を耐候性保持の時間として評価します。※光沢保持率:劣化前の塗膜表面光沢度を100%とし、劣化後にどれだけの塗膜表面光沢度を維持できている割合

要するに、雨水や紫外線のすごい強くして、高速で繰り返し、人工的凝縮しに何十年分を8000時間にして試す。という事ですね。

で、光沢が若干落ちてきたら所が耐候年数ということだそうです。

ちょっとしたマメ知識でした。

中郡大磯町・二宮町・平塚市の外壁塗装・長寿命家メンテナンス工事専門店 空創工房リ・メイクハウス(株)

               担当 田中 秀治

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