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塗装のマメ知識 2022.06.21

意外と知らない!コーキング(シーリング)の重要性

はじめまして!空創工房リ・メイクハウスの南本と申します。
4月からアシスタントとして働かせて頂いております。
主に事務所で作業しておりますが、皆様に工事のご挨拶等で直接お目にかかることもあるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

梅雨に入り、蒸し暑い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
電気代を節約したいと思いつつも、蒸し暑さに耐えられずエアコンに即頼ってしまう今日この頃です。冷凍庫にアイスのストックも欠かせません…。

そんなジメジメとした梅雨…
外壁塗装をするにあたっては、雨が気になるところです。

今回はコーキング(シーリング)の重要性について、少しお話させて下さい。
実はこの目地コーキング、雨水の侵入による外壁材の劣化につながる恐れがあります。

外壁の継ぎ目にある、このゴムのようなものは何だろう?と疑問に思ったことはありませんか?上の写真は築15年の大磯町H様の実際の外壁コーキング写真です。少々見えづらいですが、コーキングと外壁材にわずかな隙間とカビの繁殖が見受けられます。日本の住宅で最も普及している外壁材はサイディングボードですが、日本の住宅の約9割がこれに該当します。そのサイディングボードに必要不可欠なものが、コーキングと呼ばれ、外壁と外壁の間に充填されているクッションのような役割をしています。コーキングは外壁同士の隙間だけでなく、窓、玄関周り、サッシ周りやベランダ等にも使用され、また内装も同様に、お風呂のタイルや洗面台と壁面の隙間にも使用されるなど、家のいたるところに使用されています。

コーキングは家にとって重要な役割が2つあります。
一つ目は、外壁目地からの水の侵入を抑制し、建築材の腐食・腐敗、雨漏りを防ぐことです。
二つ目は、地震などによる振動や、気温・湿度による外壁材の収縮に追随することで、揺れに対する負荷を緩和させる役割があります。

このように、重要な役割を担っているので、屋根や外壁のメンテナンスをする際にはコーキングもあわせてメンテナンスすることが、家を良好な状態に保つ秘訣といえます。

コーキングの寿命は、使用する種類にもよりますが、一般的に5年~10年(特に新築時)といわれています。それを過ぎると次第に弾力性を失っていき、様々な劣化症状を引き起こします。代表的な劣化症状としては、肉やせ、チョーキング、ひび割れ、破断です。この劣化を放置すると、雨漏りにつながる危険性もあるため、定期的な補修が必要となります。家を建ててから、また前回の補修から10年以上経過しているという場合は、そろそろコーキング補修のタイミングと捉えてください。

コーキングのメンテナンスの流れとしては…
下記は古いコーキング材が残ることなくキレイに剥がし、プライマー(接着剤)を塗布している写真です。

その後、新規コーキング材を充填していきます。
今回使用したコーキング材は、アステックシール高耐候4000(期待耐用年数約20年)窯業系サイディング住宅目地専用の成分形変成シリコーン系シーリング材(ノンブリードタイプ)です。
ノンブリードタイプとは…シーリング材のひび割れや剥がれ防止のために原料として使用されている可塑剤(かそざい)が、塗料と化学反応を起こしシーリング箇所が黒く変色したり、耐久性の低下や劣化を防ぐタイプのシーリング材です。

ヘラのようなもので均一にならしていきます。
ならすだけだと目地内部がスカスカな状態なので、1往復以上押さえ込むようにならします。

コーキング材が乾いてしまう前に、養生テープをはがして完成です。

我が家はどうかな?自分では判断できない…と不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。そんなときは是非お気軽にご連絡ください。外装劣化診断士の資格を持つ、経験豊富なスタッフが現場調査に伺い、対応させて頂きます。
家のことは基本的に何でもお答えできますので、他にもお困りのことがあれば、なんなりとご相談ください。

長々と失礼しました!

中郡大磯町・二宮町・平塚市の外壁塗装・長寿命家メンテナンス工事専門店
空創工房リ・メイクハウス株式会社
南本

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