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現場ブログ 2025.03.24

中郡二宮町・大磯町 外壁塗装と地震対策①

こんにちは!

空創工房リ・メイクハウス株式会社の星です。

今日は建物への地震対策のお話をさせてください。

地震対策

建物への地震対策に必要なものって、どんなものがあるかご存じでしょうか。

屋根の軽量化などの耐震性向上も大切ですが、今現在の屋根材が軽くて丈夫な金属屋根材や、シート状で軽いアスファルトシングル材であれば問題ないですが、いぶし瓦・釉薬瓦・粘土瓦・セメント瓦・コンクリート瓦の建物は、築年数がある程度経過していて、屋根の葺き替え時期を迎えるタイミングでしたらまだしも、地震対策のためだけに屋根を軽量化にする葺き替え工事に金額を費やすにはあまりにも高額です。
※年々資材や処分費は高騰しておりますので、築40年を過ぎている建物をお持ちの方は葺き替え工事をご検討なさる時期かと思います。

また地震に強い構造として建てられた住宅でしたら問題ありませんが、築40年を経過している建物に関しては、耐震基準が満たしておらず、耐震補強が必要となります。

そもそも建物自体が脆弱でしたら屋根の軽量化がどうのと言ったところで意味はなくなります。

では建物が脆弱になってしまう要因は何なのか…

地震の際に起こりうる建物劣化の原因

・施工ミスや手抜き工事
論外ではありますが、筋交いの不足や柱が細い、耐力壁が必要な箇所に入っていない、鉄筋周囲のコンクリート厚の不足…などなど。
これらは施工ミスや所謂手抜き工事となります。

・耐震基準が満たされていない
1971年耐震基準改正→十勝沖地震発生後に改正された耐震基準となります。
主に鉄筋コンクリート造せん断補強の強化・柱の強化など
※震度5の地震発生時に、建物が倒壊することなく安全に避難できるようにすることを目的としたもので、決して建物が崩れないというわけではありません。あくまでも逃げられる程度の隙間を確保するための最低限の耐震基準となります。

1981年耐震基準改正→宮城県沖地震後に改正された耐震基準となります。
主に建物設計時における許容応力度計算(外からの力が加わっても損傷を残さず元の状態に戻れる範囲内にある応力の限界値)と保有水平耐力計算(地震など横方向の力に対して建物が持つ耐力計算)が見直しとなります。
※震度6~7程度大地震においても建物が倒壊しないように設計された構造基準となります。

2000年耐震基準改正→阪神淡路大震災後に改正された耐震基準となります。
この地震では建物の耐震性に対する認識が木造住宅に対して大きく変わりました。
木造住宅の建築に地盤調査が必須となり、柱や筋交いに使用する金具は指定となり、耐力壁の配置やバランスも明確な基準が設けられました。

正直、上記においては施主様としてはどうしようもないです。
建築の際の施工ミスや手抜き工事はその時には見抜けません。
耐震基準も築年数によっては満たされていない建物に対して、補強工事をすることは可能です。
地域で補助金を用意してくれているところもありますが、全額ではありません。

ご自身でできる地震対策、それは?

耐震基準を満たしていても、きちんと建てられた建物でも、メンテナンスを怠っていたらなんの意味もありません。

その大切なメンテナンスの一つが…
建物の躯体に忍び込み、知らぬ間に脆弱にさせてしまう「シロアリ」です。

シロアリ消毒

防蟻工事とも言います。
弊社でも防蟻工事を承っております。
下の画像はシロアリ被害にあってしまった建物の木材です。

シロアリはゴキブリの仲間で、主食は枯死した植物ですが、腐食した木材は特に好物とされます。
木材の腐食はそもそも何かしらの原因で水が木材へ浸透し、腐らせてしまい、それを主食とするシロアリが群がり食べてしまい、本来の形を損なわせ脆弱な躯体にしてしまうのです。

シロアリ被害を防ぐには…

先ずは建物に水を侵入させない!!!

ベランダ手摺り笠木のシーリング材の劣化
窯業系サイディング外壁の目地シーリング材の劣化
破風板など付帯部に施してあるシーリング材劣化や木材の劣化
玄関框や木製の靴箱
床下
浴室や台所の水回り
風通しの悪い収納スペース
ウッドデッキなどなど。

これまで塗装工事をさせていただいた建物でのシロアリ被害はこのような場所が多かったです。

中には定期的なメンテナンスをされている建物もございましたが、多くはすでに雨水などの水分を含んでしまった木材が原因となります。

防蟻工事(シロアリ消毒)は新築時はもちろん施しており、10年に一度の防蟻工事をお勧めします。それに合わせて水分を侵入させない外壁塗装工事のメンテナンスもお勧めしたいところですが、10年に一度の防蟻工事だけでも定期的にされていれば、高耐候でコストパフォーマンスが高い塗料(20年以上の耐用年数を持つ)で工事をされても良いとは思います。

ただし、20年持つと言われたからと言って定期的な点検は行ってください。
川の近くや、田畑の近くなど、シロアリが生息しやすい地域にお住いの建物や、ご近所様でシロアリが発生し、防蟻工事をした場合、そのシロアリが次の住まいを近所で探し移り住んでしまう事もあります。
長く安心して住める「家」にするためには、定期点検を実施してくださる塗装会社で塗装工事をされることをお勧めします。

弊社では塗装工事完了から1年後・3年後・5年後・10年後と定期点検を実施しております。
※混みあっている場合は多少時期が遅れる場合がございます。
その際に、何かございましたら相談に乗らせていただきますし、気になる箇所がございましたらすぐに対応することが出来ますので、遠慮なくご相談ください!

先ほどもお伝えしましたが、防蟻工事も弊社で承っております。
ペットが居ても安心して散布できる薬剤もございます。
化学反応アレルギーに対応できる薬剤もございます。


上記は防蟻工事中の画像で、薬剤を床下に散布しています。


上記画像でわかると思いますが、滴り染み込むまで散布します。


もちろん建物外周までしっかり薬剤を散布します。

建物の躯体が傷んでしまうと、地震がきても来なくても建物になんらかの危険な影響を及ぼしてしまう事があります。

防蟻工事(シロアリ消毒)もしっかりとした地震対策と言えるでしょう。
※ネズミやコウモリなどの害虫駆除の相談も承っております。

次週は基礎についての地震対策をお話させていただきます。


中郡大磯町・二宮町・平塚市の外壁塗装・長寿命メンテナンス工事専門店
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