現場ブログ 2025.04.05
こんにちは!
空創工房リ・メイクハウス株式会社の星です。
以前、屋根葺き替え工事・屋根リフォーム工事について、こちらのブログに載せさせていただきましたが、実際に施工した葺き替え工事やカバー工法、リフォーム工事についてお話しさせていください。
屋根材の種類ですが大きく分けて4種類ございます。
屋根葺き替え工事やリフォーム工事、カバー工事で圧倒的に多い屋根材は金属製の屋根材です。
葺き替え工事やリフォーム工事で多いのは金属屋根材で、軽量で丈夫で錆びにくいガルバリウムやジンガリウムなどを使用します。
屋根の傾斜(勾配)によって葺き方に制限はありますが、横葺きと縦葺きのどちらかになります。
↑上記は横葺きとなります。
継ぎ目がない平葺きと繋ぎ目に段差がある段葺きがあります。
基本的には緩やかな勾配屋根には施工できず、2.5寸~3寸勾配以上でない水平方向に葺かれているため、繋ぎ目の段になっている個所に雨が溜まりやすく、雨捌けが悪いと、その個所から錆びてしまったり、塗膜がはげたりすることがあります。
↑上記は縦葺きとなります。
立平葺きや長尺屋根、竪ハゼとも言います。
軒から縦に一枚の板金で覆う葺き方、継ぎ目がなく雨が侵入しにくい構造となります。
横葺きよりも低価格で施工が可能で、雨仕舞も良く、工期も横葺きよりも短期間で済みます。
金属屋根材は軽量でおおよそですが1㎡5㎏となり、平均的な屋根の大きさを70㎡とすると350㎏となります。
葺き替え工事前の屋根材がスレート瓦の場合は1㎡おおよそ20㎏。
70㎡の屋根面積として1750㎏乗っている計算になります。
同じく葺き替え前の屋根材が和瓦や粘土瓦の場合は1㎡おおよそ45㎏。
70㎡の屋根面積として3150㎏乗っている計算になります。
軽量な金属屋根材へ葺き替えるだけで耐震性が劇的に上がります。
同時に防水シートも新しいものになりますので、雨漏りのリスクも軽減されます。
塩害に弱く、熱伝導率が高いので、夏は暑く感じてしまう事もあり、経年屋根材を固定が緩んだり、浮いたりすることがあり、台風などの強風で一気に捲れあがってしまう事象もございます。
塩害に関しては天然石を吹き付けてある金属屋根材があり、塩害地域でも使用可能です。
熱伝導に関してはクッション材が施してある屋根材もあるので、断熱効果も期待できます。
色褪せは経年で出てきてしまいます。美観を気にされるのであれば塗装をされたほうが良い場合もございます。
錆に関して、飛来物等で金属屋根材にキズがついてしまうと、そこから錆が生じてきます。
錆びをそのままにしておくと腐食し、穴が開き、雨漏りに繋がることもありますので、定期的な点検をお勧めしています。
アスファルトシングル材はアスファルトを主成分にしたシート状の軽量な屋根材で、欧米では良く使用されていて、複雑な形状の屋根にも対応できます。石粒で覆われているので、傷つきにくく耐久性にもあり、金属屋根と違いアスファルトを主成分としたシート状の屋根材なので、錆の心配もないです。
3.5寸以上の勾配の屋根の葺き替え工事にご提案させていただく機会が多い屋根材で、弊社がある湘南は海が近いこともあり、塩害に強い金属屋根材は高額なので、比較的お手頃な価格帯のアスファルトシングル材をお勧めしています。
アスファルトシングルは、ガラス繊維の基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付けてあるシート状の屋根材で、ガラス繊維・アスファルトのどちらも防水性能に優れている素材となります。
金属素材ではないので、錆などの心配はありません。
アスファルトシングル屋根材は金属屋根材の次に軽量で、おおよそですが1㎡10㎏となり、平均的な屋根の大きさを70㎡とすると700㎏となります。
軽量なアスファルトシング屋根材へ葺き替えるだけで耐震性が上がります。
同時に防水シートも新しいものになりますので、雨漏りのリスクも軽減されます。
シート状ですので、台風などの強風で屋根材が捲れてしまう事があります。また、吹き付けてある石粒が経年で落ちてしまいます。また、石粒が付いているからこそ耐久性能は優れてはおりますが、コケが生えやすいです。
それと色褪せも経年で出てきます。劣化してくるとシートが浮いてきてしまい、強風で剥がれやすくなります。
美観を気にされるのであれば塗装をされたほうが良い場合がございます。
※ただし水性と塗料でメンテナンスをしてください。
こちらも定期的な点検をお勧めしています。
屋根の工事に関して、葺き替え工事・カバー工事ともに金属屋根材、もしくはアスファルトシングル材でご提案しています。
金属もアスファルトシングルも年々高騰しております。
金属屋根材はメーカーにもよりますが円安の影響も大きく受け、数年前に比べて倍近く値上がっている物もあります。
シングル材も同様、原材料が高騰し、こちらも数年前に比べると1.3~1.5倍値上がっております。
ここから値下がりすることは考えにくく、葺き替え工事などで出た廃材の処分費・それに関わる人件費値上がっておりますので、「今」が最安値と言えるかもしれません。
次回は塗装会社が選ぶ、定期的なメンテナンス費用を極力抑えられる「建物」はどのような建物なのかをお伝えします。
これから「家」を持ちたいと思っている方必見となります!!!
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