こんにちは、店長の田中です。
今月のニュースレターの記事を記載させて頂きます。
今回の現場レポートのテーマは「実感」という事にします!!
二宮町で施工中の現場からですが、工事内容は弊社の得意とする悪いところを直してから高耐久の塗装という長寿命家工事です。
まず、私が実感したのは塗装屋さんの隠蔽力です。下の写真は破風のケレン作業中に見つかった写真です。
サンドペーパーでこすってて初めて分かったのですが、それまでは、全く見た目には外傷の無い破風でした。
少し削ってみると中がフカフカ!!表面の塗膜を残したまま中が腐っていました。
なぜこのような事になるのか?
この状態になる原因は、屋根と破風を止めている釘から水が浸入という状態、詳しく言うと屋根材の重なり部分(下写真)を塗膜で塞いでしまい。その塗膜中の小さな穴から水が浸入し、逃げ場をなくしてしまったら、丁度よい所に釘の穴があってしまったという事です。
塗装の目的は家を雨・紫外線などの環境から守るのが目的ですが、これでは、雨からは守られていないですよね。
タスペーサー写真
本来は、塗ってくっついた塗膜を切ってあげる縁切り作業やあらかじめ隙間を確保する為のタスペーサーを入れる事がスレート屋根の基本ができてない状態。(タスペーサーの方が確実なのでオススメです)
しかも、前回の塗装の際にも傷んでたであろう部分をそのまま塗装して何ともない状態に仕上げてしまうという建物泣かせな作業(ある意味関心ですが・・)
でも、それは工事部長の河原君から言わせると業界では当たり前で弊社はやっている事が普通じゃないらしいのです。
塗装は名前の通り、塗り装う事を目的として、業界の職人の考え方は悪い物はいちいち直さないで、表面的にキレイにすればOKという職人がほとんどだそうです。私から見ると、工事が予定通りに進まなくなるし、大工さんや屋根屋さんを手配しなければいけないので・・・という職人の都合ではないのかと思いますけどね・・
最近、塗装屋さんの目線と工務店の目線の両方の目線で仕事をしていると、塗装屋さんの建物に対する責任の無さと工務店の塗装に対する認識の甘さっていうのを実感しますね。
この意識の差がクレームとして表面に出ないのも塗装という工事の特徴なのかもしれませんね。
ちなみにしっかりと交換しました。さらに、この上に板金を被せます。
本来の塗替の目的とは・・・・外部から受ける雨や紫外線などの劣化原因から家を守る事。もちろん、家が綺麗な状態でいる事も重要ですけどね。
~二宮・大磯・平塚の外壁塗装・外装リフォームなら~
プロタイムズ湘南西店 空創工房リ・メイクハウス株式会社 田中 秀治