- 平板スレート瓦専用簡易カバー工法(シーガード)施工風景①
- ご自宅を新築されてから15年~20年程経過されている方へ是非オススメしたいのが、「C/guard」という平板スレート屋根の簡易カバー工法です。平版スレートという屋根材は、日本で日本瓦の次にポピュラーな屋根材です。しかし、年月を経るにしたがって塗り替えやカバー工法といったメンテナンスが必要になってきます。
今まで屋根のメンテナンス工事は、塗装工事、カバー工法工事、葺き替え工事の3パターンが主流でした。平版スレートのメンテナンスは、コストパフォーマンスの点から言えば、「塗り替え」が一般的ですが、既存の屋根の状態によっては、塗り替えに適さない場合があります。
特に、アスベストが社会問題になった後の1990年後半~2000年中頃使用されたスレート屋根は、アスベストを含まない屋根として開発されたものの、非常に耐久性が低いものが存在しており、「パミール」というスレート屋根材は、ミルフィーユやパイ生地のように何層にも分かれ、パリパリと剥がれ落ちてきてしまうものもあります。
シーガードは、屋根の状態にもよりますが、「雨漏れしていない」・「野地板が傷んでいない」状態であれば施工できることが多く、専用接着剤を使用し、既存の平版スレートにしっかりと差し込んでいく工法です。
メリットとしては、
①軽量。
➁ビスを使わない為、施工による漏水が発生する心配がない。
③棟板金もそのままでOK。
④廃材がでない為、捨てるコストがかからない。
⑤ソーラーパネルが載っていても脱着せずに施工できる。
⑥表面が高耐久使用なので20年以上の塗り替え不要が期待できる。
など、従来のカバー工法や葺き替え工事よりも簡易的に工事ができるうえに、コストも抑えられながら耐久性に優れているなど、画期的な工法です。